宇都宮中心部に位置しながらも、「オリオン通り」など、多数サロンが点在するメイン通り沿いではなく、その喧騒を避けるように、ひっそりと裏路地で営まれている。外観は、レトロな一軒家。店内に入ると、空間の雰囲気は、レトロと呼ぶほど、年代物のイメージではなく、私自身の記憶の片隅にある、どこか「懐かしい」印象。本棚は、「下駄箱」をリサイクルしているそう。その他、味わいのある木製の家具や、学校にあるような小さなイスなど、懐かしい学校の光景を思い出させる。友達と無邪気に遊んでいた日々。大人になり、忘れかけていた大切な記憶が、「デイジー」の空間に包まれることによって、フラッシュバックした気がする。「落ち着きます」とか、そんな言葉では表せない魅力がある。サロンを後にし、自宅に帰ってスタイリングが思うようにうまくいかなかったことは無いだろうか。どのようにセットすれば、サロンでカットした後のようにスタイリングができるのか。デイジーでは、その場限りのみせかけのスタイル作りはしない。ゲスト側にたって再現性の高い技術を提供するだけではなく、アドバイスの徹底を心がけている。数年前に渡り、しっかりと有言実行されていることで、広告を必要としない人気店の進化系、「ブランド・サロン」と呼ばれるまでになった理由なのだろう。 デイジーに通い続ける多くのゲストとの信頼関係の下で評判の高いデイジー、ぜひとも一度訪れてみてはいかがだろうか、おすすめのサロンである。